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 北海道警の警察官らが昨秋までの数年間、交通違反の実況見分でほかの警察官も現場に立ち会ったとする、虚偽の捜査報告書を作成していたことが捜査関係者への取材でわかった。函館方面本部の交通部門の警察官約10人が関わったといい、道警は近く虚偽有印公文書作成・同行使などの疑いで書類送検し、処分する方針。

 関係者によると、虚偽内容が記載されていたのは、速度違反などの取り締まりで運転者が違反を認めなかった場合に作成し、検察庁に送る捜査報告書。当時は検察との申し合わせで客観性を確保するため、取り締まった警察官とは別の警察官が実況見分に立ち会い、報告書に署名、押印することになっていたが、実際には立ち会っていない警察官も同行したように記載するなどしていた。関わった警察官らは「人手不足で忙しく、同僚に現場に来てもらうのは申し訳なかった」などと説明しているという。道警監察官室は「事実関係を調査中で、公表すべき事案であれば公表する」としている。

 同様の不正は10月に兵庫県警で発覚。警察官約70人が虚偽有印公文書作成・同行使などの疑いで書類送検されている。