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 香港の地方選にあたる区議会選挙が22日投開票され、23日に結果が確定した。中国側が示した行政長官の選挙制度改革案に反対した昨年秋の大規模な民主化デモ後、香港全域での選挙は初めて。過去2回続けて大敗していた民主派が議席を盛り返し、退潮傾向に歯止めがかかった。

 主要紙・明報によると、親政府、親中国政府の「建制派」は198議席を獲得し、引き続き優勢を保ったものの、民主派は前回の85議席から21増の106議席に拡大。「雨傘運動」と呼ばれたデモに参加し、「傘兵」と名付けられた若者ら55人も立候補し、8人が当選した。

 区議選は4年に1度、18ある区の議会議員を選ぶ直接選挙で、431議席のうち無投票をのぞく363議席を867人で争った。投票率は過去最高の47%に達し、民主化デモを受けて政治への関心が高まっていることを示した。

 選挙制度改革法案は立法会(議会)で民主派が反対し、今年6月にいったん廃案となった。今後は来年秋に予定される立法会選挙で、民主派が勢力をさらに伸ばせるかが焦点になりそうだ。(広州=延与光貞)

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