[PR]

 東京・靖国神社で爆発音がした公衆トイレ内から不審物が見つかった事件で、天井裏にあった金属製パイプと、床に落ちていたタイマーのようなものの両方にリード線が付いていたことが、捜査関係者への取材で分かった。警視庁は発火装置が何らかの原因で燃え、爆発音につながったとみて調べている。

 捜査関係者によると、焦げた電池ケースなどと床に落ちていたタイマーのような部品にはリード線がつながれていた。天井裏から見つかり、爆発物とみられる金属製パイプ4本には燃えた形跡がなかったが、同様のリード線が付いていたという。

 公安部は、床に落ちていた部品は時限式発火装置として天井裏に置かれ、金属製パイプを起動させる目的だったとみて鑑定を進めている。

 捜査関係者によると、金属製パイプは4本が束ねられ、両端がふさがれていた。中身が火薬の可能性もあるといい、公安部は爆発物取締罰則違反容疑を視野に捜査している。

 現場周辺の複数の防犯カメラを調べた結果、事件前に紙袋を持った不審な男が映っていた。警視庁は麴町署に捜査本部を設置し、現場の遺留物の特定を急ぐとともに、カメラ映像の解析を進めている。