[PR]

 政府は24日、バターの輸入が急拡大した際に関税を上げる「セーフガード」の適用を、年度内は見合わせると閣議決定した。

 国内ではここ数年、生乳の生産の減少から慢性的なバター不足が続いている。今年度は、クリスマス前の需要ピーク時などに不足が生じないよう、ニュージーランドなどから計1万トンを緊急輸入する。

 近日中に発表される統計では、4~10月のバターの輸入量は、今年度のセーフガードの発動条件である約1万1千トンを上回る見通しだ。発動すれば民間輸入の際の関税(29・8%プラス1キログラム985円)が、約3割増しになる。

 森山裕農林水産相は24日の閣議後会見で、「国家による貿易で輸入が増えているので、セーフガードの発動はなじまないと判断した」と説明している。

こんなニュースも