[PR]

 2011年のニュージーランド(NZ)地震で死亡した富山市立富山外国語専門学校生3人の遺族が「森雅志市長の会見での発言で名誉を傷つけられた」として、市に300万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が25日、富山地裁であった。広田泰士裁判長は訴えを認め、市に60万円の支払いを命じた。

 判決によると、森市長は12年6月の定例会見で、市長との面談を求めた遺族らの要望書について「訳の分からない失礼な文章で断りました。物事の節度、有りよう、礼儀をわきまえない手紙でした」と述べた。

 判決は要望書に市長を非難する文言はなかったとしたうえで、市長の発言について「意見、論評の域を逸脱し、遺族らの人格を攻撃した」と指摘。報道が想定される会見で発言した点などを踏まえ、「原告らの社会的評価を低下させた」と認定した。

 地震は11年2月にクライストチャーチ市で発生。倒壊したカンタベリーテレビビルで語学研修中の同校の学生12人が死亡した。森市長は原告との面談に応じていない。(竹田和博)