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 国内最大の指定暴力団「山口組」が分裂し、離脱した団体が「神戸山口組」を結成して27日で3カ月。現時点で抗争は起きていないが、小競り合いは各地で繰り返されている。市民生活に悪影響が出ないよう、警察当局は来年6月までに神戸山口組を指定暴力団に指定する方針だが、組員の引き抜き合戦などが続いており、組織の実態をつかむのに苦心している。

 山口組の中核組織「弘道会」が本拠を置く名古屋市。千種区の繁華街で10月18日未明、弘道会系組長(45)が神戸山口組の中核組織「山健組」(神戸市)系組員とみられる15人に金属バットなどで襲われた。

 愛知県警幹部の見方では、その数週間前に山健組系が名古屋市内で会合を開き、弘道会系側に憤りが広まっていた時だった。捜査関係者によると酔った組長が、山健組系組事務所のインターホンを壊す嫌がらせをしたことが事件のきっかけだ。

 捜査関係者は「腹を立てて手を出してしまうのが暴力団の性分。威嚇や挑発が抗争の引き金になってもおかしくない」と話す。

 繁華街で胸ぐらをつかみ合うなどの小競り合いは各地で起きている。大阪・ミナミでは山口側直系の「一心会」と神戸側直系の「宅見組」の組員が互いに相手の事務所前を集団で歩く挑発を繰り返した。捜査関係者は「資金源を取り合っている恐れがある」とみる。緊張が高まっているため、一心会会長は10月、地元署を訪れ、自らも集団行動をしないので相手方もやめさせるよう訴えた。

 激しくなっているのは組員の奪い合いだ。警察当局によると山口組が分裂前に絶縁などの処分にした組長を神戸側が呼び戻し、幹部に登用。直系組長を分裂時より6人多い19人にし、つながりのある組員を集めようとしている。山口側の直系組長は現在、56人だ。

 そんな中、直系組長が納める毎…

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