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 グーグルの検索により、振り込め詐欺による逮捕歴がわかるとして、男性が検索結果の削除を求めた仮処分申請に対し、東京地裁が表示を消すようグーグルに命じる仮処分決定を出したことがわかった。グーグル側は、訴訟で争う姿勢を示している。

 逮捕歴の削除を命じる仮処分決定が明らかになるのは、今年に入って3件目。これまでの2件は罰金刑だったが、今回は執行猶予付きの懲役刑とより重い。

 関係者によると、男性は振り込め詐欺にかかわった疑いがあるとして逮捕され、その後、執行猶予付きの有罪判決を受けた。10年前後が過ぎても、消費者問題をまとめたインターネットサイトなどに実名が載っており、グーグルで名前などを検索すると、逮捕歴がわかる表示が検索結果に表れた。このため、「犯罪歴の表示は更生を妨げ、人格権を侵害する」と訴えていた。

 東京地裁は11月中旬、男性の主張を認めて削除を命じる決定を出した。削除を認めた具体的な理由は記していないという。

 グーグル日本法人は取材に対し、「人々の知る権利に資するとの観点から訴訟で争う」とコメント。男性の代理人弁護士は「コメントできない」と語った。(藤田知也)