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 同時多発テロから約2週間が経ったパリで30日、国連気候変動枠組み条約の第21回締約国会議(COP21)が開幕する。約90人が犠牲になった中心部のコンサートホール「ルバタクラン」周辺などでは29日、約1万人が数キロにわたって「人間の鎖」をつくり、プラカードや横断幕を掲げて地球温暖化の抑止や平和を訴えた。

 パリでは非常事態宣言によって集会が禁止されており、当初予定されていた温暖化対策の重要性などを訴えるデモ行進は中止になった。その代わりとして、テロ現場近くのレピュブリック(共和国)広場に、参加予定者らが持ち寄った約2万2千足の靴が並べられた。主催者によると、ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王も靴を寄せたという。学生のルイーズ・カンピオンさん(19)は「テロの後、人々の結束はより強まった。気候変動問題でも連帯を示せると思う」と語った。

 COP21の会期は12日間。開幕式には安倍晋三首相、オバマ米大統領ら各国の首脳が出席する。(パリ=山尾有紀恵)