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 アフリカ訪問中のローマ・カトリック教会のフランシスコ法王(78)が29日、内戦状態の中央アフリカに到着し、国内避難民のキャンプを訪れた。現地では空港を緊急封鎖するなど厳戒態勢が敷かれている。

 中央アフリカでは2012年以降、イスラム教徒とキリスト教徒が激しく対立。互いに住民の殺害を繰り返し、内戦状態に陥っている。パリ同時多発テロなどを受け、法王自身への襲撃の危険も指摘される中、バチカン側は「法王は恐れていない。今回の訪問がいくぶん危険なことは事前からわかっていた。訪問を中止する理由はない」と予定通りの実施を決めた。法王自身、アフリカに向かう機内で報道陣に危険について問われ、「心配なのは蚊だけだ」と冗談めかして答えている。

 法王は30日、現地のモスク(イスラム教礼拝所)を訪れ、イスラム教指導者とともに演説。宗教間の和解を訴えるとみられる。(ナイロビ=三浦英之

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