【動画】除雪や架線の張り替えなどの際に使われる車両が公開された=山本裕之撮影
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 JR北海道は30日、北海道新幹線で約46億円かけて導入する保守車両24両のうち、車両基地内で車両を引っ張る「入換動車(いれかえどうしゃ)」や、高所作業車など5種類6両を七飯町の函館新幹線総合車両所で報道陣に初公開した。

 入換動車は、JR西日本の車両を北海道仕様に変えたが、運転席の冷房設備をやめ小型の扇風機を備えつけ、コストダウンを図った。高所作業車は、線路の5メートル上にある架線の張り替えなどに使い、10メートルの高さまでの作業が可能だ。

 除雪車は、貨物列車と線路を共用する「三線軌道」に対応した特注車両で、レールとレールの間にフランジャーと呼ばれる鉄板を下ろし雪をかき出す。有数の積雪寒冷地の走行区間では、上越新幹線などで採用されるスプリンクラー方式では雪が凍ってしまうため、線路の床下を金網にして雪を下に落とす。「パウダースノー」が特徴の北海道ならではの仕組みだ。

 車両所の馬場正也副所長(58)は「初めて三線軌道を走るなどプレッシャーはたくさんあるが、社員一丸となって、万全の態勢で開業を迎えたい」と話した。(日比野容子、泉賢司)