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 「塩、こしょう適量」とは何グラムなのか。弱火で時間をかけるより、強火で一気に調理してはだめなのか――。料理の初心者で、世間のレシピに答えがないと迷い続けた35歳の理系男性が「理系の料理」という本を出版した。できる人が勘や目分量でこなす料理の基本を解きほぐした入門書だ。

 著者で愛知県一宮市のブロガー、五藤隆介さんが作る「料理」といえば、つい2年ほど前まで納豆ごはん程度だった。料理上手な妻が妊娠。つわりで、炊けたごはんの香りさえ気持ち悪く感じるようになってしまった昨春、「じゃ、俺がつくるよ」と立ち上がった。

 しかし、ちまたのレシピは役立つどころか、名古屋大工学部中退の五藤さんには「???」。例えば卵やタマネギはものによって大きさが違うのに、なぜ分量を「個」で示すのか。おおざっぱな分量や理由が不明確な手順に戸惑った。

 そこで、料理のたびに「塩15グラム、ホウレン草15センチ」と、きっちり重さや長さをはかり、調理時間も含めて記録。失敗した経験も交えてフェイスブックやブログに投稿した。

 強火では水分の蒸発が多すぎて…

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