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 馳浩文部科学相は2日午前、原子力規制委員会が運営主体を代えるよう勧告した高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)を視察した。視察に先立ち、福井県庁で西川一誠知事と会談。専門家による検討会を早急に立ち上げ、対応を検討する考えを伝えた。

 馳氏は会談で「(勧告を)大変重大に受け止めている。速やかに専門的な場を設けて勧告に対応したい」と述べた。検討会は今月中旬にも立ち上げる方針で、「立地自治体の率直な声も伺いながら検討を深めたい」とした。西川知事は「もんじゅは核燃料サイクルの中心的な位置にある。体制を政治の場でつくって対応しないと、また同じ結果になる」と指摘した。

 視察では、原子炉などを見て回り、規制委が問題視している安全管理や保守点検の状況などを聞き取った。視察後、馳氏は「規制委の方と十分なコミュニケーションがとれていなかったのかなという印象だ。職員には緊張感を持ち、職務に精励するよう伝えた」と述べた。

 もんじゅをめぐっては、規制委が11月13日、運営主体を日本原子力研究開発機構から代えるよう勧告。半年をめどに新たな運営主体を示せなければ、もんじゅのあり方を抜本的に見直すよう求めている。(小野甲太郎)