[PR]

 プロ野球広島は4日、来季から大リーグ入りを希望している前田健太投手(27)のポスティングシステム(入札制度)による移籍を容認する方向で調整すると発表した。この日、鈴木清明球団本部長が明らかにした。前田には3日にその旨を伝えたという。広島は来週にも、日本野球機構にポスティングシステムの申請を行い、その後大リーグ機構の事務局が上限2千万ドル(約24億円)の譲渡額を全30球団に通知する。譲渡額は明らかにしていない。前田は通知された翌日から支払い意思のあるすべての球団と交渉が可能になる。

 大リーグでは複数の球団が前田に興味をもっているとされ、交渉が順調にいけば来年1月中にも大リーグ入りが実現する見通しだ。

 前田は2年前から大リーグ挑戦の希望を表明。先月24日に鈴木球団本部長と話し合い、来季からの大リーグ挑戦の意思を伝えていた。前田が海外に移籍できるフリーエージェント権を取得するのは早くても2017年。そのため、球団がポスティングによる移籍を認めるかどうかが注目されていた。

 前田は06年秋の高校生ドラフト1巡目で大阪・PL学園から広島に入団し、通算成績は97勝67敗、防御率2・39。今季は15勝を挙げて最多勝を獲得し、2度目の沢村賞を受賞した。