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 眼鏡フレームの産地・鯖江市のシンボル「めがね広告塔」が20年ぶりに生まれ変わり、15日から点灯する。JRの車窓から見える「SABAE」の文字は輝きを増して、故郷で年を越す人びとを迎える。

 広告塔は鯖江市境に近い橋立山(福井市徳尾町)の中腹にあり、縦7メートル、横41メートル。土台の補強、風雨にさらされて薄くなった赤い文字の塗り替え、ネオンからLEDへの変更などの改装工事を11月末に終えた。2011年の東日本大震災を受けて自粛されてきたが、今月15日から4年ぶりに明かりがともる。

 初代広告塔は1974年に鯖江商工会議所が設置。デザインの文言は「めがね産地 福井県」から77年に「めがね産地 鯖江市」になり、92年に現在の「SABAE」に。増永五左衛門による眼鏡フレームの製造開始から110年の節目に改装することになった。

 約4千万円の改装費は鯖江商議所、県眼鏡協会、鯖江市の3者で負担。その一部はふるさと納税や賛同者による「クラウドファンディング」で募り、県内外から1151万円が集まった。眼鏡姿の女性のファンが集まる「めがねっ娘教団」(東京都)は、メンバー10人で計10万円をカンパした。鯖江を何度も訪れたことがある代表の田中海渡(かいと)さん(40)は「広告塔は高品質な眼鏡を作る鯖江のシンボル。ファンとして力になりたかった」と話した。(山本潤子)