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 東名高速道路で1999年11月、酒酔い運転の大型トラックに追突され娘2人を亡くした両親に対し11月末から、命日ごとに賠償金の一部を分割して支払う「定期金賠償」が始まった。事件から16年。幼くして命を失った娘たちの思いを胸に、両親は初回分の270万円を、飲酒運転の撲滅や薬物問題などに取り組む団体に寄付した。

 千葉市の会社員、井上保孝さん(65)と郁美さん(47)は99年11月28日、トラックに追突され、長女の奏子(かなこ)ちゃん(当時3)と次女の周子(ちかこ)ちゃん(同1)を亡くした。

 同市内の自宅の居間では、娘2人の写真が置かれ、花が供えられていた。その前で郁美さんは「生きていればこれから世の中で活躍していく年齢。運転手は命だけでなく、娘たちが仕事に就いたり、家庭を持ったり、子どもを産んだりという先々まで全部奪った。そう思うと、やっぱり残念」と語り、息をはき出した。

 事故後の2001年、トラックの元運転手は業務上過失致死傷などの罪で懲役4年が確定した。両親が損害賠償を求めた民事訴訟で東京地裁は03年、元運転手などに計約2億5千万円の支払いを命じ、賠償金の一部を命日に分割して支払う「定期金賠償」を認めた。まずは奏子ちゃんの分が、今年から11月28日の命日に毎年、15年間支払われる。

 この間、両親は300回以上の…

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