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 ビックカメラは月内にも、中国の家電量販大手の国美電器と提携し、中国でのネット通販に参入する。中国では販売されていない日本製の小型家電およそ450点を国美のサイトに出し、日本製家電をより安く買えるようにする。訪日客への知名度アップも狙う。

 ビックカメラが海外のネット通販に参入するのは初めて。国美の通販サイト「国美在線」は会員が1億2千万人おり、その中にビックカメラが専用サイトを設ける。ほかの通販サイトでの販売に比べ、国美の物流網を利用するためコストが抑えられ、中国の消費者はより安く日本製の家電が手に入るようになる。

 中国の量販店でも日本の家電は買えるが、品ぞろえが限られている。そのため、日本を訪れた中国人観光客は、中国にはないモデルの炊飯器やドライヤーなどを「爆買い」している状況だ。ビックカメラはこうした売れ筋情報を店頭で把握し、中国での通販事業にリアルタイムで生かす。ビックカメラでは、すでに売上高の約12%を中国などの訪日外国人が占めている。

 国美は中国での家電量販の「2強」。もう一つの大手・蘇寧雲商集団の通販サイトには昨年7月、傘下のラオックスが出店した。(岡林佐和)