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 2年前、男子生徒がいじめを苦に自殺した名古屋市南区の市立中学で、命の尊さを訴えるオリジナル曲「地球のダイアモンド」ができた。生徒の言葉をもとに、全盲のシンガー・ソングライター大石亜矢子さん(40)=東京都=が作詞、作曲した。4日、お披露目のコンサートがあった。

 同校の体育館。大石さんは「目の見えない私は人に助けてもらってばかり。でも、誰かに『助けて』と言うことも大事な勇気」と語りかけてから歌った。

 ♪君は誰かを笑顔にする みんな地球の宝物 光り輝くダイアモンド♪

 生徒たちは時折涙をぬぐいながら聴き入った。生徒会長の女子生徒は「曲名のように私たちは輝いている。思いが詰まった歌を未来に残していきたい」とお礼を述べた。

 同校では2013年、2年生の男子生徒が「いろんな人から『死ね』と言われた」と書き残してマンションから飛び降り自殺した。以来、毎年、命日の7月10日に「命の行事」を開いている。今年は市のハイパーレスキュー隊員から、眼前の命を救えなかった救助体験を聞いた後、「(生きるうえで)大事にしたいこと」を一人ずつ書いた。

 「命は生きている限り輝くダイヤモンド」「一人ひとりが地球の宝物」。こうした生徒たちの言葉を読んだ校長が知人の大石さんに曲作りを依頼。大石さんが全生徒の言葉の中からフレーズを織り交ぜ、曲を完成させた。

 コンサートの準備は54人の生徒有志が進めた。終了後、生徒会の担当教諭は「生徒たちは真剣に命の尊さと向き合ってきた。初めて曲を聴き、目の色が変わる生徒の姿を実感した」と話した。(小若理恵)

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