【動画】東宮御所でくつろぐ皇太子ご一家=宮内庁提供(音声はありません)

 皇太子妃雅子さまが9日、52歳の誕生日を迎え、宮内庁を通じて感想を文書で発表した。長期療養が続く自身の活動について「体調に気をつけながら、公私にわたってできる限りの務めを果たそうと努めて参りました」と言及。7月のトンガ、10月の福島、鹿児島両県訪問に触れ「多くの方々に温かく迎えていただきましたことは、私にとりましてとても大きな励みになりました」とつづった。

 戦後70年の今年、皇太子さまや長女愛子さまと戦争関連の展示を見て、「戦争の悲惨さと平和の尊さに改めて思いを深くいたしました」と記した。東日本大震災については「被災地の復興に永く心を寄せていきたい」と思いやった。

 宮内庁によると、この1年、雅子さまの東宮御所内での行事は52件で、昨年の30件から大幅に増えた。内訳では「赴任大使接見」が13件(昨年4件)、「御進講」が9件(同2件)など。皇太子ご一家を支える東宮職トップ・小町恭士東宮大夫は「努力と工夫を重ねられ、ご活動の幅を広げておられます」と雅子さまの様子を紹介した。

 雅子さまの治療を担当する東宮職医師団もこの日、見解を発表。「ご活動を少しずつ着実に積み重ねていらっしゃる」として「妃殿下にとってもご自信につながり、望ましいこと」と述べた。一方、行事が続いた場合には疲れが出ることもあり、体調には波があるとして「周囲の方々の理解と支援を受けながら、ご治療を続けられることが大切」とした。(島康彦

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