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 スイス・ジュネーブで開かれている国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)総会前のイベントで、福島の高校生らが、東京電力福島第一原発事故について、原子力災害には人的な原因があったとの見方を英語で発表した。

 発表したのは、原発事故について学ぶ市民団体「わかりやすいプロジェクト 国会事故調編」に参加する福島県立安積高校2年の今園柊香さん(17)、慶応義塾高校3年の高橋侑也さん(18)、中央大学総合政策学部の北見耀子さん(18)の3人。国会事故調の調査結果を簡単にまとめた動画を見せながら、事故の経緯などを各国の赤十字関係者らに説明した。

 3人は「(福島の)事故は防ぎ得たかもしれないのに、どうして起きたのか」と問題提起した上で、国会事故調の報告書を利害関係者それぞれの立場に立って分析した結果として「(利害関係者間で)十分な対話ができていなかった」とする仮説を紹介した。

 終了後、インドやザンビアの赤十字幹部から「本当に感動した」「すばらしい」などの感想が出た。

 発表後、まとめ役を務めた北見さんは、「いろんな人々に話を聞いてもらってうれしかった」と話した。(ジュネーブ=松尾一郎)

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