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 米国防総省が、米軍の哨戒機P8をシンガポールに初めて巡回配備した。国防当局者が8日、今後3カ月ごとに定期的に巡回配備し、中国が実効支配を強める南シナ海での偵察・監視能力を強化していくと明らかにした。

 米国のカーター国防長官とシンガポールのウン国防相は7日会談し、防衛協力を強化することでも合意した。P8の巡回配備はその一環で、7日から14日にかけて初めてシンガポールに配備された。同省当局者は「シンガポールの配備によって、この地域の重要な領域に容易にアクセスできるようになる」と指摘。中国が南シナ海で軍事拠点化を進める懸念が強まっていることを念頭に、同盟国や友好国の安全保障を守ることに役立つことを強調した。

 米軍はすでに最新鋭の小回りがきく沿岸海域戦闘艦(LCS)をシンガポールに巡回配備し、中国が岩礁埋め立てを進める南シナ海での偵察・監視活動に踏み切っている。共同声明では、来年以降もLCSの巡回配備を進め、2017年までに地域で4隻体制にするとの計画も盛り込んだ。(ワシントン=奥寺淳)

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