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 金色の飾りが輝くクリスマスツリーが長崎県西海市の長崎バイオパークに登場した。飾りの正体は「世界一美しい」と言われるチョウのさなぎ。クリスマスの25日まで楽しめる。

 さなぎは羽の面積が日本最大のチョウ「オオゴマダラ」のもの。ツリーには約30個がぶら下がる。金属のような光沢はどこからどう見ても人工物のようで、「生き物に色を塗るな」と注意する来場者もいるという。

 チョウに詳しい副園長の伊藤雅男さん(54)によると、オオゴマダラは鹿児島県の喜界島を北限に沖縄や東南アジアに生息する。幼虫は毒素を含んだ植物をエサにするため、さなぎや成虫もわずかだが体内に毒素を持つという。伊藤さんは「それを警戒させるために保護色ではない金色になったのかもしれない」と推測する。

 運がよければ、オオゴマダラが羽化する瞬間も見ることができる。(小野太郎)