[PR]

 沖縄県の翁長雄志(おながたけし)知事は、10日で就任1年になる。9日、県庁で報道陣の取材に応じ、「余裕のない1年間だったが、やるべきことはやってきた」と振り返った。米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画を巡る国との対立については、「息切れするのではないかと思うぐらい厳しく感じた」と語った。

 翁長氏は昨年11月の知事選で、辺野古移設を容認した仲井真弘多・前知事を破って初当選。同年12月10日に就任した。辺野古移設に反対して国と対立し、訴訟に発展した。この日、報道陣に「法廷闘争を通じて、沖縄の主張の正当性をしっかり申し上げたい」と述べた。

 1年間向き合った安倍政権については、「強力政権ゆえに強権的。(沖縄の反発を踏まえて)柔軟に引き返したり、回り道したりできない猪突猛進(ちょとつもうしん)の政治では、(基地問題解決は)大変厳しい」と批判した。

 また、政権寄りの現職に対立候補を擁立する宜野湾市長選(来年1月24日投開票)についても言及し、「全力で勝つことで民意を確認し、その次につなげたい」と強調。県内選挙に勝利して県政の基盤を強め、辺野古移設反対を堅持する考えを示した。(上遠野郷)

こんなニュースも