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 米タイム誌は9日、年末恒例の「今年の人」に、ドイツのメルケル首相を選んだと発表した。欧州の債務危機や中東などからの難民受け入れに対する行動力を評価し、「多くの政治家であれば恐れることを自国に求め、暴政と安易な便宜主義の双方に立ち向かい、確固たる倫理的指導力が不足しがちな世界に、それをもたらした」ことが選出理由だ。

 AP通信によると、独政府の報道官は会見で「首相にとって、ドイツと欧州のよりよい未来に向けた政治活動の励みとなる」と述べ、歓迎の意を示した。

 「今年の人」はタイム誌が1927年以来、「良くも悪くも、最もニュースに影響を与えた人」を選んでいる。今年は米大統領選に名乗りを上げている不動産王ドナルド・トランプ氏や、過激派組織「イスラム国」(IS)の最高指導者アブバクル・バグダディ容疑者も候補になっていた。

 個人の女性が選ばれたのは英国のエリザベス女王(52年)、フィリピンのコラソン・アキノ大統領(86年)らに続くものだ。タイム誌がオンラインで行った読者投票では、米大統領選で民主党の指名を目指しているバーニー・サンダース上院議員が約10%の支持を集めて1位だった。(ニューヨーク=中井大助

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