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 豪州のコーヒーチェーン「Muzz Buzz(マズバズ)」の鳥取砂丘(鳥取市)への出店計画。同社が特徴にしている店の形から環境省が「待った」をかけていたが、デザインを変えることを条件に建設を許可した。マズバズ・ジャパンはブランドイメージに関わるとして豪州の本社と協議し、出店するかどうか判断する。同社への取材でわかった。

 同社によると出店場所は観光スポット・特別保護地区の近くにある土産物店の駐車場。湾曲した長円形のドライブスルー型店舗(約100平方メートル)を建てる計画だった。

 鳥取市では5月、鳥取が最後の「空白県」だったスターバックスコーヒージャパンが出店し、話題を呼んだ。マズバズ側は5月、西日本初の店舗として環境省に建設の許可を申請。環境省は「半球形、城郭の形等奇抜な意匠」を避けるよう定めた砂丘の管理計画にそぐわないとして改善するよう指導していた。

 マズバズ側によると、環境省から許可が出たのは11月上旬。店のデザインの修正案を10回以上提出し、三角形の屋根を設けるなどの変更を余儀なくされたという。遠田兼人専務(31)は「ブランドイメージを変えるのは苦渋の選択だった」と話す。許可を受けたデザインで出店するかどうか、本社と協議中という。

 環境省近畿地方環境事務所(大阪市)は「個別の申請については答えられない」としている。(阿部健祐)