[PR]

 パリで開催中の国連気候変動会議(COP21)で議長のファビウス仏外相は10日、新たな温暖化対策の枠組みの合意に向けた修正案を提示した。温室効果ガスの排出をできるだけ早く減少に転じさせ、今世紀後半には、森林や海による吸収を下回る実質ゼロを目指すという目標が盛り込まれた。ほかにも多くの項目で、先進国と途上国の双方に配慮した表現でまとまってきた。残る項目で徹夜の協議を続け、11日には最終案が示される見通しだ。

 新たな修正案は29ページから27ページになり、括弧付きで留保されている箇所も約50に減った。各国の閣僚ら3人だけが参加できる非公式会合で交渉を進めている。議長のファビウス氏は「ゴールに極めて近づいてきている。我々の責任を示し、あと数時間で着地点を見いだそう」と話した。

 修正案では、気温上昇を2度未満に抑える目標に加え、「1・5度未満に抑える努力をする」を明記。温暖化の被害が現れている島国などに配慮したもので、排出量の多い国に一層の削減を促す内容となった。

 各国に温室効果ガスの削減目標の作成と公表に加え、達成するための国内対策を定めることを義務づける表現が入った。目標は5年ごとに出し直し、以前の目標から後退させないようにしている。

 一方、すでに途上国で起こりつつある温暖化被害の救済策も項目が設けられた。先進国側が「際限なく補償を求められる恐れがある」と反対していたが、「責任や補償は含まない」との記述が入り、先進国側の懸念に配慮した格好だ。

 各国が掲げる削減目標の達成ま…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら