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 米国の原爆開発「マンハッタン計画」に関連する3施設が国立歴史公園に指定されたことに対し、「核開発の犠牲になった人々の歴史も展示すべきだ」と訴えて新たな博物館をつくるためのNPOを設立したトリシャ・プリティキンさん(65)に、その狙いなどを聞いた。

NPO「コア」を設立、トリシャ・プリティキンさん

 米国には核に関する博物館がすでにいくつもありますが、そこにあるのは政府や科学者や企業の目を通した「爆弾の物語」ばかりです。核開発の「もうひとつの歴史」、つまり、核開発や核実験、ウラン採鉱などによる周辺住民らの被曝(ひばく)の実態については切り捨てています。しかも、核開発によって健康被害を受けた住民らが米国各地で補償を求めて訴訟で戦っている最中に、政府はマンハッタン計画関連施設の国立公園化を認め、予算措置をとろうとしているのです。

 広島・長崎の被爆者には配慮して触れるかもしれませんが、自国民の被害に触れるかどうかは疑わしい。ですから私は仲間とともに、マンハッタン計画の国立歴史公園に住民らの被害についての展示も盛り込むよう政府側に求めるとともに、新たに「ヒバク博物館」をつくるためのNPO「コア」(CORE:Consequences of Radiation Exposure=放射線被曝がもたらすもの)を立ち上げました。

 米国内の核開発の被害者だけでなく、日本の広島・長崎の被爆者や、福島の原発事故被害者、米国が水爆実験をしたマーシャル諸島ビキニ環礁のヒバクシャらと連帯した博物館を、日本からの来訪者も多い西海岸のワシントン州シアトルに建設したいと考え、寄付や資料などをサイトで受け付けています。(http://corehanford.nationbuilder.com/別ウインドウで開きます

 私の父は海軍に所属したあと、…

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