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 富士通の田中達也社長は16日、東芝などとのパソコン事業の統合について、「あらゆる選択肢を検討していく」と述べた。経営の効率化に向けて、パソコン事業を今年度末までに分社する方針を発表済みで、再編を軸に生き残りを模索するとみられる。報道各社のインタビューに答えた。

 パソコン事業では、不正会計問題を受けてリストラを進める東芝、ソニーから分社したVAIOと3社で統合する案が浮上している。田中氏は「今の段階では何も決まっていない」としたうえで、他社との統合には部品の調達コストの圧縮や生産設備の効率化といったメリットが見込めるとして、「検討に値する」と前向きな姿勢を見せた。

 富士通は、携帯電話事業も今年度末までに分社する方針。パソコン・携帯電話事業は2016年3月期に営業赤字への転落を見込む。分社化後の17年3月期には、他社との統合などをしなくても「(黒字化が)可能だと思っている」と述べた。