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【2007年1月20日 朝刊生活面】

 「老人ホームを探しているが、住み慣れた土地を離れるのは不安」「親を老人ホームに入れるのは抵抗がある」――。東京本社版の読者投稿欄「ひととき」に昨年末、続けて投稿が載り、多くの反響が寄せられました。「終(つい)のすみか」は大きな悩みです。反響の中から、自ら有料老人ホームに入ることを決断した2組の夫婦に、決断の理由と今の暮らしぶりを教えてもらいました。(石井暖子、藤原泰子)

 ●新しい出会い楽しむ 自宅を処分、子の近くへ

 竹中糸子さん(77)は5年前、故郷の和歌山を離れて、夫の輝夫さん(87)と神奈川県小田原市の介護付き有料老人ホーム「長寿園」(一般用123室、介護用28室)に入居した。

 「朝はパン」の習慣と料理好きもあって入居時から朝と昼は自炊だ。日中は、コーラスや書道など園のクラブ活動を楽しむほか、自治会役員も務める。「入居者同士、気持ちよくあいさつし、その日のストレスは翌日に持ち越さないことが楽しむこつです」という。金曜日は、隣の市のスイミングクラブで千メートル泳ぐ。水泳仲間とのおしゃべりも楽しみだ。

 昨年、輝夫さんが体調を崩し、介護が必要になった。今は、スタッフに「安心」を実感するという。

 「お母さんね、老人ホームに入ろうと思うねん」。和歌山に帰省していた長男夫婦に「一世一代の決意」を告げたのは、01年の正月だった。輝夫さんも初耳。長男の妻は「そんなかわいそうなことはできない」と泣いて、反対したが、糸子さんの決意は固かった。

 理由は、結婚5年目から16年間続いた姑(しゅうとめ)の介護生活だ。誠心誠意尽くしたが、姑を看取(みと)ってからは「子どもたちに介護の心配をさせたくない。晩年は老人ホーム」と決め、40代から夫に内証でこつこつ貯金していた。

 「終のすみか」の条件は、東京…

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