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 世界遺産・二条城(京都市)と、名古屋城(名古屋市)に残る、狩野派絵師による同じ題の障壁画「桜花雉子図(おうかきじず)」(いずれも国重要文化財)が19日から、二条城の展示・収蔵館で初めて並んで公開される。

 名古屋城の図は、大坂冬の陣があった1614年の作。桜の下にキジのつがいと山鳥が群れ集う様が優美に描かれ、本丸御殿の表書院を飾ってきた。作者は桃山時代の巨匠、狩野永徳の次男・孝信(たかのぶ)とされる。

 一方、二条城の図は二の丸御殿の黒書院に1626年に描かれた。舞い散る桜の花びらやツツジをあでやかに表現。作者は孝信の次男・尚信(なおのぶ)とされ、親子競作の可能性があるという。

 来年2月14日まで(1月までの毎週火曜と今月29~31日は休館)。入城料一般600円と入館料100円。問い合わせは二条城事務所(075・841・0096)。(久保智祥)