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 東京電力福島第一原発事故による避難指示が解除された福島県楢葉町の「天神岬スポーツ公園」で、樹木や建物などに取り付けられたLED約12万個を使ったイルミネーションが始まっている。

 楢葉町は、ほぼ全域に出されていた避難指示が今年9月5日に解除されたが、帰還した住民は全体の約5%にとどまり、街に光は乏しい。いまも避難を続ける町民らが年末年始に町に戻るきっかけをつくろうと町が主催。温泉や宿泊施設もあり、原発事故前は町の観光スポットとして多くの人が訪れていた同公園で、1月17日まで徳島県阿南市などから借りた球体のオブジェや樹木のライトアップなどが見られる。同県いわき市にある仮設の小中学校で学ぶ町の子どもたちや町民が「少しずつ進もう」「いつの日か、ふるさとへ」などとメッセージを書いたペットボトル約500本も飾りつけられ、光を放つ。いわき市の仮設住宅に暮らす津川八千代さん(66)は「きれいだな。感動です」と笑顔で話していた。(長橋亮文)