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 今年度のグッドデザイン賞受賞者の講演会が21日、県庁であり、県内からグッドデザイン賞ベスト100と特別賞の「地域づくりデザイン賞」に選ばれた「シェアビレッジ」を中心になって始めた武田昌大さん(30)が「都会と田舎を動かすデザイン」と題して話した。

 今年度は全世界43カ国から3658件の応募があり、このうち県内からはシェアビレッジを含む4件が受賞した。

 今年5月に五城目町に開村したシェアビレッジは、再生した築133年の茅葺(かやぶ)き古民家を拠点に、「年貢」と呼ばれる年会費を払うと「村民」として様々な活動に参加できるプロジェクト。武田さんは「村長」を名乗る。村民は現在42都道府県の1125人に及び、全国と秋田の交流を進めている。

 北秋田市鷹巣出身の武田さんは高校卒業後、県外の大学に進み東京でゲームプランナーとして働いた。武田さんは、シェアビレッジを始めた理由を「衰退してしまった故郷秋田の元気を取り戻すために、秋田に人が集まる交流拠点をつくりたかった」と説明。「人の心を動かすにはワクワクが必要。田舎は人口減少など多くの課題を抱えているが、工夫したデザインやネーミングでリノベーション(刷新)していく」とデザインの必要性を強調した。