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 日本最大のツルの越冬地、鹿児島県出水(いずみ)市で見つかったナベヅル1羽の死骸から鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出た、と同県が21日、発表した。鹿児島大学で高病原性かどうかの確定検査をしており、結果判明までに数日から1週間程度かかる見込みという。

 県によると、出水平野のツルのねぐら近くの水田で19日、死んでいるナベヅルを保護監視員が見つけた。簡易検査では陰性だったが、鹿児島大での遺伝子検査で21日、A型インフルエンザウイルスの陽性反応が出た。

 これを受けて、環境省は21日、死骸が見つかった場所から半径10キロを野鳥の監視重点区域に指定した。区域内では、ツルやカモなどの野鳥に異変がないか、県や出水市の職員らが巡回監視をする。

 出水市やその周辺地域は、鹿児島県内有数の養鶏地帯。昨年度には、ナベヅルやマガモなど7羽から高病原性のウイルスが検出された。