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 切断で失われた関節を再生させる能力がカエルにあることを発見したと、京都大のグループが21日、発表した。四肢のある脊椎(せきつい)動物では、イモリなど尾を持つ両生類のほかに再生能力が確認できたのは初めてだという。

 関節は、骨同士が筋肉と腱(けん)でつながっており、再生するにはこれらを元通りにする必要がある。イモリは四肢のどこを切っても傷口に細胞の塊が生じ、失った部分が再生される。

 京大の阿形清和教授らは、イモリの前肢の関節を切断すると、残った部分の組織が再生に重要な働きをしていることを発見。アフリカツメガエルの関節を切ると、傷口から軟骨が生じ、きちんと動く関節に再生した。指など関節より先の構造はできなかった。

 阿形さんによると、再生の詳細な仕組みはわかっていないという。哺乳類にも同様の能力が備わっている可能性があり、「仕組みを解明してマウスでも試みたい」と話している。成果は米科学誌リジェネレーションに発表した。

 

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(阿部彰芳)

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