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 愛媛県今治市のタオルメーカー「一広(いちひろ)」は22日、同社の関連会社が高級タオル「今治タオル」の品質基準の認定を受けていないのに、少なくとも35万枚を正規認定品として全国に出荷していたと発表した。すでに店頭から回収を終えたとしている。

 周辺のメーカーでつくる「四国タオル工業組合」(今治市)は、「水につけると5秒以内に沈む」などを条件とする独自の品質基準を設けている。組合の認定検査で基準を満たせば今治タオルを名乗り、ロゴマークを付けて販売できる。

 一広によると、11月に組合が実施した品質抜き打ち検査で、関連会社が今治タオルとして出荷した1枚が吸水性などの基準を満たさなかった。さらに調査したところ、認定を受けないまま計20種類の製品を今治タオルとして出荷していたことも判明した。担当者が多忙を理由に検査に出さなかったという。

 一広の越智逸宏社長は「管理ミスで消費者のみなさまに多大なご迷惑をかけた」と謝罪した。(直井政夫)