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 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と国際移住機関(IOM)はこのほど、シリアなどから欧州に入った難民らが今年だけで100万人を超えた、と共同発表した。海上で3600人以上が死亡・行方不明になったとみられている。

 発表によると、海を渡った難民らが約97万人、トルコから陸路で入ったのが約3万4千人だった。海を渡った人のうち、80万人以上がトルコからエーゲ海を渡ってギリシャに入った。約15万人は北アフリカからイタリアなどに入った。

 海を渡った人の半数が、内戦が続くシリアからだった。また20%がアフガニスタン、7%がイラクからだったという。

 グテレス難民高等弁務官は、「難民や移民が社会に好ましい貢献をしていると認め、人権を擁護し、寛容さと多様性を促進するという欧州の価値観を敬うことが大切だ」と訴える声明を出した。(ジュネーブ=松尾一郎)