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 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は24日、小惑星探査機「はやぶさ2」が地球に最接近し、針路を変えた3日の「地球スイングバイ」の詳細な結果を発表した。目的地の小惑星リュウグウに到着したときに使う四つの観測装置で地球を撮影し、すべて健全なことを確認したという。

 当初計画した軌道からの誤差は300メートルにとどまり、精度良く制御できたという。プロジェクトマネジャーの津田雄一准教授は、次はイオンエンジンによる7千時間の航行が待っているとした上で「まだいろいろな挑戦がある。ハラハラドキドキ見守っていただけるとうれしい」と話した。

 スイングバイ時の観測キャンペーンでは、20日までに36地点から撮影できたとの報告があった。天候の関係で関東から関西にかけてが多かった。ミッションマネジャーの吉川真准教授は「キャンペーンの参加者から、このような機会があって良かったと言っていただき、プロジェクト側としてもうれしい」と話した。(奥村輝)