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 小説をドラマ化するための許諾契約を一方的に解除されたとして、NHKが版元の講談社に約6千万円の損害賠償を求めた訴訟が24日、東京高裁で和解した。高裁が和解を勧告していた。

 講談社とNHKによると、和解条件を明らかにしないことで合意したといい、双方とも「一審判決を前提として、紛争の早期解決のため和解に至った」とコメントした。

 訴訟では、直木賞作家、辻村深月(みづき)さんの小説「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」のドラマ化に当たり、脚本を作る際に原作の改変がどこまで許されるのかが争われた。東京地裁は4月、「(原作者側から)脚本の承認がされていない以上、許諾契約が成立したとは言えない。小説の主題に関する理解が十分でなかったきらいがある」などとして、NHKの請求を棄却。NHKが控訴していた。