[PR]

 「つ」の読み札「強いコシ 色白太目 まるで妻」に苦情が寄せられ、延期していた「うどんかるた」の販売が26日に始まった。売り場には開店前に行列ができた。先行して22日に再開した無償ダウンロードも好調という。

 かるたを店頭販売するのは高松空港2階の売り場のみ。午前10時の開店時には10人ほどが並んだ。

 かるたを買うために香川県丸亀市からやって来た森静江さん(65)は「テレビで見て、売り切れると困るので午前中に来た。面白い言葉が入っていたでしょう。これはいいなと思って」と話す。

 うどんかるたの発売は、当初15日の予定だった。12日のイベントで発表し、14日に特設ホームページで無償ダウンロードを開始した。同日、「つ」の読み札の句について「良いイメージで受け取らない人もいるのでは」と県へ電話で指摘があり、発売を延期、無償ダウンロードも中止していた。

 全国募集した句の選定にあたった有識者の選定委員会が再検討し、「つ」の句の応募者の「うどんと妻を愛する気持ちをうどんの特長に込めた句で悪意はない」という意図もくみとって、そのまま発売することが決まった。

 26日は午後6時までに70箱が売れた。22日に再開した特設ホームページからの無償ダウンロードは25日午後6時現在で832件。県の担当者は「なんとか年内に間に合った。お正月に全国で遊んでもらいたい」と話している。

 税別1500円。年明けうどん公式サイトで注文できるほか、高松空港2階売店で販売している。無償ダウンロードは特設ホームページ(http://www.toshiakeudon.com/contest/karuta.php別ウインドウで開きます)から。

句にある食べ方「僕も大好き」 うどん県副知事・要潤さん

 うどんかるたは、「年明けうどん」の普及を目指し、県が句を募集した。集まった2909の句から、かるたの読み札となる46作品を選んだ。公表されたイベント「全国年明けうどん大会2015inさぬき」では、「うどん県副知事」の俳優・要潤さんが気になった句を紹介していた。

 【か】香川県 みんな知ってる うどん県

 【な】夏はざる 冬はしっぽく これ最高

 「しっぽくって香川県ならではの食べ方。僕も大好きなので」

 【め】名月を うどんにうかべて 秋をくう

 「かけうどんに月が浮かんでて、それを食べると秋を食う、そういうことでしょう?」

 「な」の句は高松第一中学校の片岡慎一郎さん(14)の作品だ。「暑い時のざるうどんは体がひんやりする。しっぽくはたくさん具が入ってるところが好き」という。同中学校の前野勝彦教諭(49)も「ねぎしょうが 薬味はうどんの 名脇役」の句が選ばれた。「かるたがいろんなところで使われて年明けうどんの認知度が上がればいいなと思う」(石田貴子)