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【2009年3月23日 夕刊社会面】

 入所者10人が亡くなった群馬県渋川市の高齢者向け住宅「静養ホームたまゆら」の火災で、7人が遺体で見つかった別館「赤城」から屋外への出入り口に通じる引き戸に鍵がかかっていた可能性のあることが、捜査関係者への取材でわかった。

 7遺体のうち4遺体はこの引き戸周辺で倒れており、施錠によって避難を妨げられた疑いがある。県警は安全管理に問題がなかったか、施設を運営するNPO法人「彩経会」の高桑五郎理事長(84)らから業務上過失致死傷容疑で任意で事情を聴いている。

 施設の関係者によると、引き戸は居室部分と食堂・調理室の間にあり、原則、毎日午後8時ごろまでに施錠していた。火の気のある調理室などへの入所者の出入りを防ぐため、かんぬき状の鍵が食堂・調理室側に備え付けられていたという。同様の事実を県警も把握している。

 県警や渋川広域消防本部によると、赤城には食堂・調理室の出入り口と別に建物の西側にも出入り口があったが、この付近の居室が火元の可能性が高く、出火当時は近づけなかったとみている。

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