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【2010年2月13日 朝刊社会面】

 死者10人を出した群馬県渋川市の高齢者向け住宅「静養ホームたまゆら」の昨年3月の火災で、業務上過失致死容疑で県警に逮捕されたNPO法人「彩経会」理事長の高桑五郎容疑者(85)が、少なくとも2億5千万円の借金を重ねていたことが、捜査関係者への取材でわかった。県警は、高桑理事長が資金繰りに窮して、施設の防火対策を怠った可能性があるとみて調べている。

 捜査関係者によると、高桑理事長は個人名義で約1億5千万円を借り主に施設周辺の土地の購入費に充当。彩経会名義でも約1億円を借り、施設の工事代金に充てていた。しかし新事業に手を付け失敗。資金繰りが悪化した2005年ごろから土地や建物を失っていた。

 施設関係者によると、元大工の入所者の助けを借り、ベニヤ材などで増改築し、増築費用を通常の4割以下に抑えていたという。

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