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【2013年1月18日 夕刊1面】

 群馬県渋川市の高齢者施設「静養ホームたまゆら」で2009年3月に起きた火災で入居者9人を死亡させたとして、運営法人の2人が業務上過失致死罪に問われた裁判で、前橋地裁の半田靖史裁判長は18日、元理事長高桑五郎被告(88)に禁錮2年執行猶予4年(求刑禁錮2年6カ月)の判決を言い渡した。元理事の久保トミ子被告(76)は無罪(同禁錮1年6カ月)とした。

 NPO法人「彩経会」(解散)を運営していた両被告は、09年3月19日午後10時半すぎに発生し、入居者10人が死亡した火災で、このうち72~88歳の9人を死なせたとして、10年3月に起訴された。

 判決で半田裁判長は、高桑被告に5人の死亡に対する過失責任があると認定し、「煙感知器の設置などを怠っていた。火災を拡大する危険性があり、入居者に危険を及ぼす予見は可能だった」と述べた。久保被告については、施設長として進言する義務があったとする検察側の主張を退け、「注意義務は認められない」と述べた。

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