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 大みそかから新年に催されるイベントを狙ったテロ攻撃を計画したとして、ベルギーの検察当局は29日、イスラム過激派のグループとみられる2人を拘束したと発表した。性別や容疑など詳細は不明。公共放送RTBFなどが報じた。11月のパリの連続テロ事件との関連はないという。

 ベルギー当局は27、28の両日、首都ブリュッセルなどで大規模な家宅捜索を行い、軍服や過激派組織「イスラム国」(IS)の宣伝用の資材などを押収した。武器や爆発物などはなかった。拘束された2人のうちの1人は、ISの戦闘員を勧誘するグループのリーダーだった疑いも持たれている。検察は「ブリュッセルの複数箇所のイベントでテロ攻撃が実行される深刻な脅威があった」としている。

 欧州各地では、オーストリアのウィーンの捜査当局が26日に、「新年にかけてテロ攻撃の恐れがある」と声明を発表するなど、人が集まるイベントが多い年末年始に向けて、警戒が高まっている。(ブリュッセル=吉田美智子)