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 手ぶらでATM(現金自動出入機)へ――。イオン銀行は2016年2月から、指紋による本人確認だけでATMが使える実験を始める。ITを使って新しい金融サービスをする「フィンテック」の一環。キャッシュカードや暗証番号を使わず、指紋だけで認証するのは国内銀行初の試みという。

 指紋認証の技術を持つベンチャー企業「リキッド」が開発したシステムを導入する。ATMの利用者は、事前に登録した2本の指を端末にかざせば、出入金や振り込み、口座残高の確認ができる。対象は18歳以上で、預金の引き出しと振り込みの上限は当面100万円とする。

 指紋は生涯変わらず、人それぞれ違うことから他人へのなりすましが難しい。災害などでキャッシュカードが持ち出せないときも、銀行取引できる利点があるとしている。指紋の画像は暗号化し、情報漏れの防止策とする。

 まず、東京都千代田区のイオン銀の1店舗で始め、結果を検証した上で全国約5500台のATMに広げる計画だ。

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