[PR]

 年末年始をふるさとや行楽地で過ごす人たちの帰省ラッシュが30日、ピークを迎え、新幹線などの鉄道は各地で混雑した。

 今年3月に長野―金沢間が開業した北陸新幹線では、東京発金沢行きの「はくたか」「かがやき」の指定券が、始発から夕方までほぼ完売。東京駅のホームの自由席乗り場では、外国人旅行客も含め、多くの人が列を作った。

 JR東日本によると、東北、山形、秋田、上越、北陸の各新幹線の下りでは、ほとんどの自由席の乗車率が100%を超えた。午後4時時点で最大は150%だった。上りの混雑は、1月3日がピークと見込んでいる。(林敏行)

新大阪駅 「指折り数えて待っていた」

 JR新大阪駅(大阪市淀川区)の新幹線ホームは大きな荷物を持った家族連れらで朝から混雑した。

 JR西日本によると、午前9時5分に新大阪を出た東京発博多行きの「のぞみ5号」で、自由席の乗車率が150%に。午後4時までに広島・博多方面への乗車率は、ほぼ100%を超えた。広島県福山市に実家がある大阪市城東区の会社員東ちひろさん(37)は「3歳の息子と指折り数えて待っていた。(祖父母に)思う存分、かわいがってもらえれば」と話した。

 また、西日本高速道路によると、中国自動車道下り線の宝塚東トンネル(兵庫県宝塚市)付近で正午ごろ、約10キロ渋滞した。

博多駅 「お雑煮が楽しみ」

 JR博多駅(福岡市)。東京都文京区から家族3人で帰省した木下美菜ちゃん(5)は福岡県春日市に住む祖父母にホームで抱きかかえられ、「お雑煮を食べるのが楽しみ」。熊本県内の夫の実家まで、広島県から生後9カ月の娘とともに向かう途中という本田有梨さん(30)は「子どもが初めておじいちゃんやおばあちゃんと過ごせるお正月になるので楽しみ。初詣などを一緒にしたい」と話した。

 JR九州などによると、東京発博多行きの新幹線の指定席は終日ほぼ満席で、博多駅に午前11時35分に着いたのぞみ5号の自由席乗車率は150%。空の便も、日本航空によると、羽田発福岡行きの便は終日ほぼ満席で、午前の便の予約率は99%だったという。

 Uターンラッシュは新幹線、空の便ともに3日ごろにピークを見込んでいる。(田中翔人)