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 安倍晋三首相は4日午前、首相官邸で年頭の記者会見を開いた。首相は夏の参院選の勝敗ラインについて、「自民、公明両党での連立政権のもと、安定した政治を前に進めるため過半数を確保したい」と述べ、与党で過半数を維持するために必要な計46議席以上の獲得を目標に掲げた。

 首相がめざす憲法改正については「憲法改正はこれまで同様、参院選でしっかり訴えていく。国民的な議論を深めていきたい」と語り、参院選での論戦を通じて国民に理解を求める考えを示した。自公は衆院で憲法改正の国会発議に必要な3分の2議席を上回っており、参院選で両党が86議席を獲得すれば発議が可能となる。参院選に合わせて衆院選を行う衆参同日選の可能性については「全く考えていない」と語った。

 経済情勢について、首相は「デフレ脱却というところまで来ていないのも事実だ」と述べる一方、「脱却まであと一息というところまで来ている」とも指摘。賃上げや設備投資による経済の底上げの重要性を強調し、「政府と日銀が一体となり、全力でデフレ脱却に取り組む」と訴えた。

 また、ロシアと調整しているプーチン大統領の訪日については「大統領とは引き続き機会を捉えて対話を続けていく。訪日の時期はその中で最も適切な時期を探っていく」と述べるにとどめた。

 第190回通常国会は4日に開会した。共産党が党として初めて開会式に出席。首相はこの日午後、外交報告を行い、昨秋以降の首脳会談や国際会議などの結果について説明する。麻生太郎財務相も同日、2015年度補正予算案の財政演説をする。6日には衆院、7日に参院で、各党の代表質問がある。通常国会は1月召集になった1992年以降、最も早い召集で、会期は6月1日までの150日間となる。

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