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 昨年11月の本欄でご紹介した開田裕治さんと並び、生頼範義さんも私にとって「怪獣絵師」の呼び名がふさわしい方です。生頼さんは惜しくも昨年10月に79歳でお亡くなりになりましたが、東京・渋谷の「PARCO GALLERY X」で17日まで「ゴジラX生頼範義 回顧展」が開催中。東京芸大美術学部中退後、1962年からイラストレーターとして活動を開始、80年に「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」国際版ポスターに起用され脚光を浴び、映画ポスターや書籍・雑誌の表紙などで活躍した生頼さんの業績のうち、84年「ゴジラ」から2004年「ゴジラ FINAL WARS」までのポスターを中心にゴジラを描いた作品計19点(原画、複製画、ラフスケッチなど)を集めました。

 開田さんが特撮現場の空気感みたいなものを薫らせつつゴジラのカッコよさに力点を置くのに対し、生頼さんは破壊神の凶暴さと異形の生物のまがまがしさを全面に出します。油絵タッチで細かく描き込みながらも全体は荒々しくダイナミック。そこが魅力です。会場で販売されてもいるお二人の画集「GODZILLA GENERATION THE ART OF GODZILLA Noriyoshi Ohrai and Yuji Kaida.」所収の98年のインタビュー(キネ旬ムック動画王Vol.6の記事を一部修正したもの)で生頼さんは「自分としては、ゴジラは汚くて巨大な感じ。(中略)突然変異やガン細胞のイメージ」と語っています。

 昨年12月30日に、長男で画家のオーライタローさんとゴジラシリーズ特撮美術監督の三池敏夫さんによるギャラリートークを聞いてきました。オーライタローさんの後ろには、赤く燃え上がるビル群のただ中にゴジラが立つ84年版「ゴジラ」ポスター。実家の私のベッドの枕元にずいぶん長く張ってあったなぁ、と懐かしく思い出しました。

 オーライ「父が最初にゴジラを…

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