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 都教育委員会が昨年11月に発表した都立高校4校の定時制課程の廃止案をめぐり、廃止に反対する元教諭らによる団体が14日、共同声明を発表した。声明は山田洋次監督ら学者・文化人80人が賛同。存続を求める別の2種類の請願署名(計約6千人分)とともに都教委に提出した。

 廃止案が出ているのは小山台、雪谷、江北、立川の各校。都は定員が減った分はチャレンジスクールなどで補うと説明しているが、声明は「昼間に働いて夜に学ぶスタイルの夜間定時制とは大きく異なり、夜学生の受け皿にはならない」と指摘している。賛同者の一人で都立定時制高を卒業した報道カメラマン、石川文洋(ぶんよう)さん(77)は都庁であった記者会見で「定時制を必要としている人はいる。廃校は都教委による切り捨てだ」と訴えた。(伊藤あずさ)