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 250年以上の伝統を持つ織布「伊勢木綿」の生地の良さを味わってもらおうと、伊勢市で手ぬぐい屋を営む中村純さん(39)が、伊勢木綿を使ったこだわりのシャツを作っている。4月の発売をめざして改良を重ねている。

 伊勢木綿は、江戸時代から全国各地で庶民の着物や寝間着として親しまれてきた。だが、戦後は化学繊維が普及し、伊勢木綿が使われる機会は急激に減った。現在、伊勢木綿の生地を生産する織元は、全国でも臼井織布(津市)だけになっているという。

 中村さんが伊勢木綿と出会ったのは、伊勢神宮の式年遷宮があった2013年。10年から地元の伊勢市で観光客向けに木綿手ぬぐいを販売する「常若屋(とこわかや)」を経営していた中村さんは、より良い品質の木綿を探していた。臼井織布の工場で伊勢木綿を手に取り、「お土産の域を超えて、長く愛用してもらえるものになるはず」と確信した。

 14年にビジネス向けの伊勢木…

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