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 西アフリカで大流行したエボラ出血熱が終息しない。世界保健機関(WHO)は14日、最後の感染国とみられていたリベリアで「終息宣言」を出したが、翌15日には隣国シエラレオネで新たに感染が見つかった。各国の市民には、WHOへの不信と深い疲労感が広がる。

 

西アフリカで大流行 不信と疲労広がる

 シエラレオネでの新たな感染が発表された15日、リベリアの首都モンロビアにあるエボラ出血熱の治療施設では、防護服に身を包んだ医療従事者が、新たな感染者がいつ運び込まれてもいいように勤務を続けた。

 リベリアでは前日14日に「終息宣言」が出された。ただ、これは昨年5月と9月に続く3回目だ。前2回は、再び感染者が見つかった。責任者のマイク・タルケ氏(41)は「完全な封じ込めまで数年かかるかもしれない」と話した。

 リベリアの医療態勢はエボラで大きな犠牲を出し、立ち直れないままだ。

 多くの医療従事者が感染した。モンロビアで救急搬送を担当するフォーディ・ガラハ救急隊員(38)もその一人だ。

 2014年8月、駆けつけた民家で、抱き上げた男児(当時4)が防護服の上に激しく吐いた。直後、防護服をしっかり着けられていなかったことに気づいた。2日後、激しい頭痛と出血などの症状が出た。隔離施設に送られ、2週間後に何とか回復した。

 「一度感染した人は、社会から『再び感染を広げるのではないか』と見られている」と悲しむ。

 

装備手薄 医療者200人死亡

 同国は感染拡大の前から医療態勢が極めて貧弱で、人口10万人に対し医師が1人か2人しかいなかった。現場の装備も貧弱だった。

 医療従事者協会のジョージ・ウ…

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