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 日本社会は、学校は、命を大切にしているか――。自分のゼミの学生4人を長野県軽井沢町でのスキーバス事故で亡くした教育評論家、尾木直樹・法政大学教授が、学校での事件や事故を考える集会で、命が守られていない現状があると訴えた。時折言葉を失い、声を詰まらせながら、切々と語った。

 「今日、ここに来るのをお断りしようと思っていました」。今月19日、東京の参院議員会館であった集会で、尾木さんは約200人の参加者に、とつとつと語り始めた。「でも今朝になって、つらい経験をくぐり抜けた皆さんなら、うまくしゃべれなくても分かって下さるんじゃないか、皆さんとつながっていたいと思って」

 集会は国会議員の有志が呼びかけ、学校での事件・事故で子どもの命を奪われた保護者らの団体などが参加した。尾木さんは元々招かれていたが、そこに事故が重なった。

 前夜には、事故で重体になっていたゼミ生1人が亡くなり、尾木さんのゼミで犠牲になった学生は4人になった。ツアーに参加したゼミ生10人のうち、救助された6人も負傷した。

 「一瞬にして理不尽なことで我が子や教え子の命を奪われる。こんなつらいこと、初めて体験しました」

 そう言うと、おえつし、顔をおおった。

 尾木さんは事故後、現地で学生のいる病院や遺体安置所を回った。そこで、今回のバスを運行した会社の安全管理の問題を耳にした。「こんなずさんな会社はまれ」とも聞いた。

 「あってはならないこと。学生…

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